【必読】スノボを楽しむために注意すべき7項目
本格的にウィンタースポーツを始める方が増える時期になりました。
冬季にしかできないスポーツだからこそ、多くの魅力や楽しさがあります。
その一方で多くの危険も潜んでいます。楽しく滑るために注意すべき内容をまとめました。
今シーズンから初める方はもちろん、長くウィンタースポーツをしている方にも読んでいただきたい内容です。
マナーや安全に配慮して、今シーズンも怪我なく楽しい思い出を作りましょう♪
流れ止めを付けよう
【流れ止め】を初めて聞いた方は要注意です。なぜなら流れ止めはゲレンデにいる全員を助けるアイテムだからです。
流れ止めとは『スノボと足を繋げるコード』のことで、別名【リーシュコード】ともいいます。付ける理由は『スノボがゲレンデ下に流れていくのを防ぐため』です。
全国各地にあるスキー場では『スキー場利用約款(やっかん)』に流れ止め装着必須と記載されている場所がほとんどです。
初心者の方は板を持ったままリフトに乗ることありますよね? 上に着いて板をつけるときに誤ってゲレンデ下に流れてしまったらどうなるでしょうか。
人に当たれば大怪我につながり、物に当たれば破損してしまいます。ゲレンデを落ちていく板は凶器と化してしまいます。
初心者だけでなく慣れている人もブーツを結び直す間に落ちていく可能性があります。こういった事故を防ぐためにも流れ止め(リーシュコード)は絶対に付けましょう‼︎
流れ止めはスキー場にも売ってますし、スポーツ店でも取り扱っています。滑り始める前に必ず用意・装着するようにしましょう。
リーシュコードはショート・ロングの2種類あります。おすすめはロングリーシュコードです。
ゲレンデ・コース中央では止まらない
滑っているときに転んだり、仲間が来るのを待ったり、疲れたので休みたい時がありますよね。
皆さんはゲレンデ・コースの中央で止まっていませんか? そこかなり危険です。
スノボを楽しんでいる人は老若男女・素人玄人さまざまです。滑っているコース上に人が座っていたらすぐ避けれるでしょうか?
技術がある方なら可能かもしれませんが、たいていの場合は衝突の危険があります。
自分も、周囲の人も守るためにゲレンデ脇に避けて止まるようにしましょう。
転んだ時もすぐに動ける状態なら、脇に避けてから休むよう常に意識しておきましょう。
衝突は自分も相手も傷つけるだけで、デメリットしかありません。
スキー場で一番体験したくないレスキューソリに乗らないよう注意しましょう。
周囲を見てから滑り出そう
先ほど【ゲレンデ・コース中央では止まらない】といいましたが、止まった後に滑り出す時、周りを見てから滑り始めていますか?
ゲレンデは常に多くの人が滑っているので、滑り始める時は周囲に気をつける必要があります。
前方に人がいなくても後方から滑ってくる人はいます。タイミング悪く滑り出したら、後ろから衝突される危険もあります。
自分の身を守るために滑り出しの際には周囲を一度見てから滑り出す癖を付けましょう。グループの場合にはなおさら注意しましょう。
最近は撮影しながら滑っている方もいるため後ろから滑ってくるのが見えたら通り過ぎるのを待つ方が良いでしょう。
※後ほど触れますが撮影しながら滑る際にはより一層注意が必要です。
滑走の優先度は『前方>後方』
滑走は前後で優先度が違います。前方に滑走者がいる場合、後方から滑ってくる人は邪魔をしてはいけません。
あくまでも前方にいる人が優先されます。なぜなら後ろを見ながら滑ることは不可能だからです。
前方を初心者や子供が滑っている場合には無理に追い越しをせず、距離を保ったまま広いコースまで待って追い越すようにしましょう。
時々狭いコースでもガンガン飛ばして追い抜いていく人がいますが、接触した場合には後方から滑ってきた人が悪者になります。
楽しい思い出が台無しにならないよう注意しましょう‼︎
追い撮りはTPOを考慮しよう
最近は撮影機材が発達しており、追い撮りをする方が増えております。
しかし基本的に追い撮りはとても危険な行為なので控えるようにしましょう。撮影する場合にはコース脇に止まって実施しましょう。
ただ滑っている映像を必要とする場合もあると思います。わたしも上達のために滑っている映像を撮ってもらうことがあります。
その場合には広く、見晴らしの良いコースで滑走者がいないタイミングで実施するようにしています。もちろん撮り終わった映像の確認はゲレンデ・コース脇で行います。
追い撮りは撮る側も、撮られる側も互いに衝突の危険があるため各自が技能レベルを見極めた上で実施するようにしましょう。
向上心は大切だが、無理な挑戦はしない
スノボに慣れ始めた人がやりがちな内容ですが『無理な挑戦はしない』ようにしましょう。
グループで滑っていると上手い人の真似をしたくなります。向上心は大事ですが、無理な挑戦は大怪我のもとです。
とくにパークでは技能レベルに合わないアイテムへの挑戦は絶対に無理しないようにしてください。
3mの小キッカーでも何も知らないで突っ込んだ場合、頭から落ちたり腰を強打して怪我をする危険があります。
何かに挑戦したい場合にはインストラクターや上手い人にレクチャーしてもらうようにしましょう。その方が取得の近道になります。
音楽を聴く時は片耳だけにしよう
ソロで滑っている人に多いのは『音楽を聞いての滑走』です。周囲の音が聞こえなくなるのでかなり危険です。
わたしもソロで滑ることが多いので音楽を聴きたくなるのはすごく分かります。しかし、両耳で聞いてしまうと周囲の状況が分からなくなるため、片耳だけで聴くようにしています。
人間が外部情報を取得するために用いる二大感覚器官は【視覚・聴覚】です。そのためどちらかの情報が無くなると判断力が鈍ります。
スノボの最中に大事な感覚器官を妨げることは事故につながるリスクを自分で生み出すことになります。(ちょっと硬い説明でしたね(^^;)
今まで両耳で聞いていた方は、今シーズンから片耳で聴くようにしましょう‼︎
注意すべき7項目を守ってスノボを楽しもう♪
今回は定番〜最近のスノボシーンで注意すべき7項目を紹介しました。う
ウィンタースポーツを全身全霊で楽しむためにも、皆さんが注意していただければ幸いです。
今回紹介した内容以外にもJSBA (日本スノーボード協会)ではイラスト付きで『安全とマナー』を紹介しています。
リンク先を載せておくので宜しければ参照ください。
今シーズン滑る皆さんが怪我なく楽しめることを心より願っています♪
また次回の記事でお会いしましょう。それでは〜